聯合ニュースによると、
韓・中・日の交通物流分野の代表らが、3カ国の海上物流協力の強化に向けて共同で協力することがわかった。
韓国国土海洋部のクォン・ドヨプ長官、中国交通运输部の李盛霖部長、日本国土交通省の奥田建副大臣は16日釜山BEXCOで開催された第4回韓中日物流大臣会合で、北東アジアにおける統合物流市場の構築に向けて相互協力するという内容が盛り込まれた共同声明を採択した。
まず、「シームレス物流」体系の実現に向けて相互努力することを決めた。
主要議題は シャーシの相互走行の活性化、物流情報交換の拡大、リターナブルパレットの無関税システム構築、物流装置の標準化など。
シャーシの相互走行は韓国と中国でのみ施行されており、日本まで拡大するため共同研究を行うこととした。
交通物流代表らはまた、北東アジア物流情報サービスネットーワーク(NEAL-NET)で提供する物流情報の共有範囲を船舶の入出港情報から道路、鉄道、航空輸送情報まで拡大することを決めた。
リターナブルパレット(コンテナー貨物を載せるための荷役台)の無関税を推進するために共同で努力すると決めた点も注目される。
使い捨てが前提となるパレットのリサイクル率を30%高めると、年間4624億ウォンの物流費を節約できると期待される。
3カ国の交通物流代表らはまた、物流企業の海外市場進出を支援するための「物流企業投資ガイドブック」も製作する。グリーン物流協力を強化し、第3者物流事業を促進するため政府と民間部門における共同協力を図ることに合意したのも今回の会議が上げた成果だといえる。
韓中日物流大臣会合は韓国の提案によって2006年にソウルで初めて開催され、第2回は2008年に日本で、第3回は2010年に中国で開催された。
出所:聯合ニュース(2012.07.16)
**本内容は上記のウェブ版に掲載されている記事を訳したものです。