米国行政府が韓国・米国間自由貿易協定(FTA)履行法案を3月末もしくは4月初頭に議会に提出し、議会では5月末までに韓米FTA履行法案に対する評決を実施する見込みだ。
l
米国の通商専門雑誌『インサイドUSトレード』によると、韓国外交通商部のチェ・ソギョンFTA交渉代表と、ウェンディー・カトラー米貿易代表部(USTR)代表補が、最近韓米FTA追加交渉結果に関する条文化作業を終え、USTRがその結果に対する法律的検討作業に着手したという。
追加交渉結果に対する法律的検討が終われば、正式な法案提出に先立ち、2月末または3月に議会に韓米FTA履行法案の草案をUSTRが提出するとみられる、と米国通商関係の消息筋が伝えた。
l
これとは別に、下院でFTA履行法案処理の関門となる常任委員歳入委員会は、来月中旬にロン・カークUSTR代表を出席させ、韓米FTAに関する聴聞会を開催する予定だ。
また、上院のFTA履行法案主務常任委員財務委員会も、同じ時期にカーク代表を呼び聴聞会を開くものと予想される。
l
消息筋は、このような日程を勘案すれば、韓米FTA履行法案が議会に正式に提出される時期が3月末または4月になり、下院での評決は5月頃になると語った。
一旦下院で韓米FTA履行法案が通過すれば、上院はその後6月中に評決を実施するとみられる。
l
このような日程は、韓国―EU FTAの正式発効日である7月1日よりも前に、韓米FTA履行法案を通過させたいという米行政府の立場と方向が一致している、という見方もできる。
連合ニュース 2011.1.30