聯合ニュースによると、
韓国とペルーは15日、自由貿易協定(FTA)に仮署名した。これで韓国が他国と結んだFTAは8つ、締結相手国は45カ国となった。
両国通商トップ、外交通商部の金宗フン(キム・ジョンフン)通商交渉本部長とペレス通商・観光相は同日、李明博(イ・ミョンバク)大統領とガルシア大統領が臨席するなか、8月31日に妥結した韓国・ペルーFTAの仮署名式を行った。
両国は協定発効から10年以内に、すべての貿易品目の関税を撤廃する。ペルーに輸出される韓国産カラーテレビ、排気量3000cc以上の大型車の関税は、協定発効即時に撤廃される。1500~3000ccの中型車は5年以内、その他乗用車は10年以内に、段階的に関税をなくしていく。輸出用洗濯機、冷蔵庫の関税も、それぞれ4年、10年以内に関税撤廃となる。
農水産物では、韓国センシティブ品目のコメ、牛肉、トウガラシ、ニンニク、高麗人参類、メンタイコなど107品目はFTA協定対象から除外された。そのほか202品目の農水産物は、協定発効10年後に関税を撤廃する。
ペルーの主要輸出品目、コーヒーに対する関税(2%)は、協定発効後、即時に撤廃される。アスパラガス、バナナなどは3~5年以内に撤廃。冷凍、調味などのイカは10年以内、その他イカは5~7年以内の関税撤廃となる。
韓国とペルーは昨年3月に第1回FTA交渉を行い、1年8カ月で仮署名に至った。早ければ来年初めに正式署名する予定だ。
出所:聯合ニュース(2010.11.15)