大韓貿易投資公社(KOTRA)は30日、ソウル市内の本社で「ワールドチャンププロジェクト」発起式を行い、韓国の強小・中堅企業を世界一流企業に育成する事業を開始すると明らかにした。
KOTRAはそれに伴い、医療機器メーカであるメディソン(MEDISON)など5社をモデル事業への参加企業として選定し、来年3月まで海外マーケティングを積極的に支援する。
まず、メディソン社は3D超音波装備で欧州市場を席巻すること、トレクスタ(Treksta)社は世界トップ3のアウトドアブランドに成長することを目標に設定した。
また、スサン重工業(Soosan Heavy Industries)は世界3大油圧ブレーカメーカーに成長すること、MN Tech(Mirae Nano Tech)は世界トップの再帰反射フィルム企業として跳躍すること、クルシアルテック(Crucialtec)はモバイル危機入力装置による放送通信融合時代のブルーオーシャンを先取することを目標として決めた。
このプロジェクトでは、知識経済部が選定した「世界一流商品認証企業」のうち、海外マーケティングを集中的に支援すれば、グローバル企業に発展する可能性が大きい企業を支援対象に選んだ。
KOTRAは選定企業に対し、海外マーケティング上の隘路事項を把握し、ターゲットとする海外市場ごとの海外マーケティングロードマップ作成など各企業のニーズに合わせた支援を行う。
KOTRAはモデル事業を経て、来年には80社、2012年には100社まで参加企業を大幅に拡大する計画だ。
KOTRAの趙煥益(チョ・ファンイク)社長は、「韓国で成功した中堅企業が狭い内需市場を脱して海外で認められてこそ生き残れる」とし、「韓国企業が世界市場へ跳躍する契機にしたい」と述べた。
出所:聯合ニュース(2010.08.30)
**本内容は上記のウェブ版に掲載されている記事を訳したものです。