連合ニュースによると、
韓国銀行が3日に明らかにしたところによると、韓国の7月末の外貨準備高は2859億6000万ドル(約24兆7527億円)で、前月と比べ117億4000万ドル増えた。3カ月ぶりに過去最大値を更新した。
月間ベースの増加額としては、昨年5月(142億9000万ドル)、2004年11月(142億1000万ドル)に次いで3番目の高水準だった。
従来の準備高の運用収益が増加を続けたうえ、欧米景気のすれ違いからユーロと英ポンドが相対的に強含みとなり、韓国の保有するユーロ、ポンド建て資産の米ドル換算額が大きく拡大したことが外貨準備高を押し上げた。
大規模な貿易黒字によるドル大量流入で、急激なウォン高を防ぐため当局がドル買いに介入したことも作用したとみられる。
内訳は、有価証券が79億1000万ドル増の2450億3000万ドル、預金が36億9000万ドル増加の363億9000万ドル。国際通貨基金(IMF)リザーブポジションと特別引出権(SDR)も3000万ドルと1億1000万ドル、それぞれ増加した。
6月末現在の韓国の外貨準備高は中国、日本、ロシア、台湾、インドに続く世界6位。
出所:連合ニュース(2010.08.03)