済州(チェジュ)に韓国内初の地熱発電所が建設される。
済州道は、新・再生エネルギー開発企業の韓国東西発電(株)、地熱技術専門会社の(株)イノ地熱テクノロジー、親環境建設会社の(株)ヒュースコン建設の3社が、来年から2015年までに1千150億ウォンを投入し5MW規模の地熱発電所を建設する計画を明らかにした。
年末までに敷地選定と許認可手続を完了し、来年上半期にボーリング調査実施など本格的な地熱発電所建設に着手する予定だ。
上記3社は円滑な事業推進のため、11日に済州道と地熱エネルギー開発及び普及のための業務協約を締結した。
業務協約を通じて、高度地熱システム(EGS)発電技術導入、地熱エネルギー源探査技術開発、地熱エネルギー資源開発・普及、韓国型地熱発電所および地熱エネルギー供給システム建設などに協力するとしている。
高度地熱システム発電は、地中から発生した熱で水を温め、発電機タービンを回転させエネルギーを生産する方式で、風力や太陽光熱発電とは異なり気象条件に影響を受けずに24時間発電と暖房熱供給が可能。
済州道はこれを契機として2020年までに20MW以上の地熱発電能力を備え、安定した電力を確保できるようにしたいとしている。
連合ニュース 2010.5.12